歩道走行可能な電動キックボードの一覧・比較表

現在は歩道を走行してはいけない電動キックボード

まず前提として、現在は電動キックボードは歩道を走行してはいけません。原付バイクと同様の交通ルールが課されており、車道走行が基本となっています。どうしても車両の見た目が小さく、音もしないため歩道を走ってしまいがちですが、取締も強化されているので注意が必要です。

法改正で歩道走行が解禁になる見通し

警察庁は2022年の通常国会に道路交通法の改正案を提出し、電動キックボードに関するルールを大幅に緩和する見通しです。それによって歩道走行が一部解禁となります。

歩道走行が可能になるルールとは

現在は原則として車道を走行することが求められている電動キックボードですが、法改正により基準を満たした電動キックボードは自転車と同様のルールが適用される見通しです。

具体的には自転車専用通行帯が走行可能に、また条件と満たすと歩道も走行可能になります。

歩道を走行する際の条件としては、最高時速を6Kmに制限することが検討されています。成人男性の平均歩行速度が4.7Km/h、成人女性で4.4Km/h程度と言われています。6キロは速歩き~軽いジョギング程度の速さなので、何かあった時にすぐに止まれる速度、また万が一事故になっても直ちに命の危険には直結する事態にはなりづらい速度と言えます。

繰り返しますが、法改正が実現するまでは電動キックボードは歩道走行が基本的に出来ません。事故も増えており、取締も強化されているので注意しましょう。

まだ法改正の全容が公表されていない段階のため推測になりますが、歩道外では20Km/h程度出るものをボタン操作などで歩道走行時に時速6Km/hにスピードリミッターを掛けるような形になるでしょう。法令を遵守するため、実測では「速歩き」程度の速度になるように制限するメーカーが多いのではないでしょうか。

注意点としては長くて急な下り坂ではブレーキ操作をしないと制限速度をオーバーする恐れがあります。

拡がる電動キックボードの使い方

歩道走行が可能になる、というのは即ち電動キックボードが走れるスペースが広くなるということです。これまで出来なかった使い方が出来るようになります。

例えば都心部の車通りが多い幹線道路の車道で、自動車に混ざって電動キックボードで走行するには多大な恐怖を伴います。ですがそういった幹線道路は歩道が広くとってあることが多いので、歩道に移れば安全に、そして快適な走行が可能となります。

フードデリバリーの配達にも活用されるのではないでしょうか。

歩道走行可能な電動キックボードの一覧・比較表

現在はまだ法改正が検討されている段階であるため、対応した機種はありません。発表され次第紹介していきます。