Amazonなどで数多くのモデルが販売されている電動キックボード。玉石混交と言える状況の中、本当におすすめできるものを厳選して紹介します。
公道を走るなら
公道を走るのにおすすめの電動キックボードを紹介します。ナンバープレートの取得が可能で、ちゃんと法律に沿って日本の公道を走れる電動キックボードです。
COSWHEEL EV Scooter
愛知県に本社を置くＡｃａｌｉｅ社の電動キックボードです。国内の電動キックボードメーカーとしては代表的な会社なので、信頼性の面では申し分ないです。
電動キックボードとしてはハイパワーな500Wのモーターを搭載しており、ショッピングモールの立体駐車場程度の坂道も登れますし最高速度も40キロと、公道の最高速度である30キロでの巡航も可能な電動キックボードです。
大型バイクにも採用されるディスクブレーキを前輪・後輪に採用しておりブレーキ力は十分。またサスペンションもそなえているので、電動キックボードとしてはフルスペックと言える内容です。電動キックボードとして、移動にちゃんと使える一台です。
価格は126500円。購入は公式サイトから。
公道を走らないなら
私有地内での移動が目的の場合、公道を「走れない」電動キックボードがおすすめです。保安部品が付いていない分、価格もお手頃です。おすすめのモデルを紹介します。
Kintone Model One
茨城県常総市のKINTONE社の電動キックボードです。公道走行には対応していません。
モーターは250Wと、電動アシスト自転車と同等で最高速度も25キロと控えめですが、公道を走らないのであれば必要最小限の性能と言えます。後輪にブレーキ力が強いディスクブレーキを採用しており、最高速度が低いことも相まってちゃんと止まれる安全性を有しています。
本体が12.5Kgと一般的な自転車より軽いので、持ち運びも可能です。
本体価格は65780円。
Ninebot Kickscooter ES1LD
「セグウェイ」を買収した中国のスタートアップ企業、Ninebot社の電動キックボードです。公道走行はできません。
250Wと控えめなモーター出力で、最高速度も20キロと控えめですが私有地内での移動には必要十分なスペックと言えます。前輪にサスペンション付きなので、乗り心地も最低限の水準はクリアしています。
本体価格も実勢価格で5万円～とお手頃。おもちゃとして電動キックボードを試してみたい方におすすめです。
電動キックボードの選び方のポイント
電動キックボードを選ぶ際のポイントを紹介します。
製造元の信頼性が第一
電動キックボードは人の命を乗せる「乗り物」です。最高速度が控えめとはいえ、30キロ近いスピードが出ます。自分や、あるいは周りの人に危険を生じさせる恐れがあります。
Amazonなどでは中国から輸入された無名ブランドの電動キックボードが多数、安価な価格で出品されています。ですがそうした製品は万が一、何らかの欠陥により重大な事態が発生した場合の責任の所在が不明確です。電動キックボードを購入する際は、しっかりと身元の分かるメーカーの製品を選ぶことを強く推奨します。当サイトでは身元不明のメーカー製の電動キックボードは紹介しないこととしています。
モーターのパワーを比較しよう
電動キックボードはモーターを動力源としています。モーターの出力が小さいと、十分なスピードが出なかったり坂を登ることができません。
参考までに、一般的な電動アシスト自転車は250W程度のモーターで補助しています。この程度の出力があれば、一般的な坂道を登ることも出来るというわけです。私有地内のちょっとした移動であれば300W前後、公道で使用するのであれば500W以上のモーターを搭載した電動キックボードを選んでください。500Wあれば、急な坂道も登ることが出来ます。
ブレーキの形式は
電動キックボードでは、主に以下の2種類のブレーキが採用されています。
- ドラム式ブレーキ
- ディスクブレーキ
ドラム式ブレーキは、一般的な自転車（シティサイクル）の後輪や、一部の軽自動車などで採用されているブレーキです。効き目はそれほど強くはありませんが、コストが安いという特徴があります。
一方、ディスクブレーキは大型バイクや競技用の自転車などで採用されているもので、強いブレーキ力を発揮することが出来ます。
最高速度が20キロ程度で、私有地内でしか使わない電動キックボードであればドラム式ブレーキでも十分ですが、公道走行するのであればディスクブレーキの方が安全です。もっとも、前輪に強く急ブレーキを掛けると転倒する恐れもあるので注意が必要ですが、ディスクブレーキの方がブレーキ力が高く安全性は高いと言えます。
電動キックボードの比較表も
当サイトでは主要な電動キックボードを一覧表で比較できる記事を公開しています。以下もあわせて参考にしてください。