電動キックボードを買う際に見るべきポイントをまとめます。
第一段階として選別すべきポイント
まず初歩的なポイントを2つ紹介します。
公道走行可能か
電動キックボードには大きく分けて「公道走行可能」なものと「公道走行不可」のものがあります。公道を走る予定がある場合は、必ず公道走行可能な電動キックボードを選ぶ必要があるというのは言うまでもないことですが、残念ながら公道走行できないもので公道を走っている姿は都内でも時たま見受けられます。最近は取り締まりが厳しいので、絶対にやめたほうがいいです。
公道走行しない場合は、公道走行できない電動キックボードをおすすめします。ブレーキランプやナンバー灯など、公道を走らないなら「必要が無い」保安部品が付いていないので、その分値段も安く、本体も軽いです。
メーカーの信頼性
自分の命を乗せて走る乗り物ですから、製品に信頼性があることはまず前提条件となります。Amazonではノーブランドの電動キックボード(多くは公道走行不可)が多数出品されていますが、製品としての信頼性には疑問が残りますし、また何か不具合によりトラブルが発生した際の責任の所在も不明確です。
最低限、メーカーや販売代理店が日本国内に確実に存在していることを確認しましょう。
最低限見るべき「スペック」
電動キックボードのカタログには、様々な項目でスペックが記載されています。その中でも最低限見るべきポイントを絞って紹介します。
モーターの出力
パワーがあるモーターを積んでいた方が、スピードも出ますし加速も良いです。一方、パワーがあると本体重量が重くなったり、価格も高くなりますし、航続距離も短くなる傾向があります。
モーターの出力は300Wあるいは0.3kWという形でワット単位で示されています。この数字が大きい方が、パワーのあるモーターということになります。ちなみに300Wは0.3kWと同じです。
公道走行しない場合は250W、公道走行する場合は400Wを下限として見るとよいでしょう。原付き一種規格の場合、制度上600W(0.6W)にパワーの上限が設定されています。
航続距離
一回のフル充電で走れる距離の長さを表しています。
長ければいいというものでもありません。航続距離を長くするには、大容量のバッテリーを積む必要があり、本体重量が重くなるデメリットもあります。
購入後の使い方を考えて、想定される1日の走行距離に2~3割の余裕をもたせて検討することをおすすめします。
ブレーキとサスペンション
ブレーキは安全性に、サスペンションは快適性に関する部品です。
ブレーキは大型バイクにも使われる「ディスクブレーキ」がブレーキ力の高い方式です。公道を走るのであれば最低限、後輪にディスクブレーキが使われているものをおすすめします。前輪に強いブレーキを掛けると転倒の恐れがあるため、前輪は必ずしもディスクブレーキである必要はありませんが、ブレーキが無いタイプは推奨しません。
サスペンションについても、前後に付いているのが理想です。特に公道で走行する場合は様々な段差がありますし、スピードを出した時の安定性にも関わるので前後サスペンション付きをおすすめしたいです。公道を走らず、走行距離も長くない場合はサスペンション無しでも良いと思います(その方が本体重量が軽くて済む)
比較してみよう
当サイトでは上で紹介した項目を、一覧表で見比べることが出来る比較表を提供しています。以下のページをご覧ください。