免許が必要無い電動キックボードの一覧・比較表

運転免許証無しで公道を走行できる電動キックボードの規格が登場しました。法改正のポイントを解説します。

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新設された「特定小型原付」とは

一定の条件を満たすと「免許不要」で電動キックボードが公道走行可能に

道路交通法の改正により、「免許不要」で公道を走れる電動キックボードが登場しました。

一般的な原付バイクでは運転免許が必要ですが、新設された特定小型原付については「16歳以上」という制限はあるものの、誰でも免許不要で公道を走行することが可能となりました。

「変わらない」ポイントも

免許は必要無いですが、これまでと変わらない部分もあります。

大きいのは「ナンバープレートの取得」と「自賠責保険の加入」です。免許は必要無いものの、ナンバープレートを装着し、自賠責保険に加入することは引き続き必要です。

自賠責保険の保険料は原付バイクで年間3500円程度(3年分まとめ払いした場合)となっており、免許不要で乗れる電動キックボードについてもこれと同等か、少し安い金額になるのではないでしょうか。

また、ナンバープレートの取得は原付バイクの場合、5000~10000円程度の費用が掛かります。電動キックボードについても同等の費用が掛かります。

16歳以上に限定される

免許不要というと小学生や中学生くらいの子供でも乗り回せるようなイメージを持ってしまいがちですが、今回検討されている法改正では、免許無しでも電動キックボードを公道で乗車できるのは「16歳以上」に限定される見通しです。

16歳以上となると、現状の原付バイクの年齢制限と同じです。免許の取得が必要無いので、例えば長距離を通学する高校生の通学の足としても活用出来るかもしれません。

ヘルメットの着用は必須ではなくなる

今回の法改正により、電動キックボードを公道で走行する際のヘルメット着用は「努力義務」となり、必須ではなくなる見通しです。

もっとも、ヘルメットは事故の際に頭部を守る重要な役割を果たすため装着した方が安全の面からは良いと言えますが、「無くても乗れる」というのは心理的ハードルが大きく下がると思います。

まとめ

今後の見通しをまとめます。

  • 最高時速20Km/h以下の電動キックボードは免許無しで公道走行が可能に
  • ただし乗れるのは16歳以上
  • ナンバープレートと自賠責保険が必須
  • ヘルメット着用は「努力義務」

免許不要で公道走行できる電動キックボードの一覧・比較

以下の記事で特定小型原付規格の電動キックボードを一覧比較しているので、こちらをご覧ください。

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